羨ましがられる暮らし (o^―^o)

今年96歳の母は、サービス付き高齢者向け住宅に入居しているけれど、面会に行く度に「寂しい寂しい」と訴える。
コロナが落ち着き、面会の回数も増えたけれど、その度に悲しい訴えを聞くことに、悩み始めたのが今年の春。。
その頃、私が体調を崩し声が出なくなって、面会のときに筆談をしたら、会話のときよりもコミュニケーションがうまく取り合えた。
母は春に転倒をして、1週間の入院を機に歩行も出来なくなり、認知症もかなり進んでしまった。日がな一日ベッドで過ごすのなら、母の好きな庭が見える場所で過ごさせてやりたい。。

 

5月から一時帰宅も叶うようになり、本当に久しぶりの帰宅となった。昨年の暮れに一時、帰宅が許されたときに、部屋の様子が変わっていると不機嫌になってしまい、それが気掛かりだったので、庭が見える配置にソファを置きました。

すぐに横になりたいと言うので、ソファに横にならせるけれど、落ちやしないかと心配でした。
車椅子で7分ほどの距離なので、初めは1時間程度、散歩がてら・・・。最初は庭先で3時のお茶をして過ごしたけれど。。。
部屋まで車椅子で乗り入れるために、スロープもレンタルして、試してみました。自宅での介護福祉用具は介護保険が適用されないため、レンタル費用も実費負担となり、玄関内のスロープは購入。庭先のスロープはツレに作ってもらいました。
色々なことが重なり合って、私の背中を押す不思議な力が湧いて、リビングに介護ベッドを置くことに決めました。
将来は・・・在宅介護を見据えて、


1日中過ごすリビングに介護ベッドを置くことの躊躇もありましたが、カバーリングをすれば、広めのソファになり、私の昼寝にはもってこいの憩いの場所になりました。


日曜・月曜・木曜が母を帰宅させる曜日になりますが、一昨日の日曜日には兄が来てくれて・・久しぶりだし、認知症が進んでて、会話が続かないので・・そんなにお喋りってしないのですね。
昨日、母がしみじみと・・・
「こういうのを〇〇(兄の名前)が見たら、羨ましがるやろうね」
「どうして? 」
「女同士やから、こんなに入り浸って、いいけど。。男の子は入ってきにくいから、羨ましいと思うん違う?」
「昨日も来てくれてたよ」
短期記憶がほとんどなくなったので、昨日のことも10分前のことも忘れてしまうけど・・・。
傍らに私が居ることで、【人に羨ましがられる】くらいいい時間を過ごしてくれているのだと思うと、嬉しくなった。。。
おむつ替えも私がすることに遠慮していたけど、今は「おねがいしようかな?」と控えめに頼んだりする。。
在宅介護にいつ、切り替えるのかは、未定だけど・・・。
無理のない介護をしていこうと思います。
一度、介護で倒れた経験者だからね。長く続けられるやり方を探りながら・・・やっていきます。

 

横になっても、庭が眺められ、私が好きな紫陽花のドライフラワーを部屋飾りしています。

紫陽花ドライフラワー*2023年

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