子育て経験のある方なら、親である立場は輝かしくて、自分の役割に終わりはないと思えるのかも知れない。
子どもの独立で、少しずつ、自分たちの役割の変化を感じる人も少なくないと思う。
子育てを完了した見極めは、その家庭ごとに違うものだと思う。
密着した親子だと、その時期は先になるだろうし、子世代の独立の仕方にもある。
就職なのか、結婚なのか、背景は様々だと思う。
やる気がなくて、生活が荒ぶ。 部屋が散らかる。。。
・・・・この現象、「空の巣症候群」とも言われます。
【空の巣症候群】とは、40代から50代の女性によく見られる抑うつ症状。子育てが終わり、子どもが家を巣立っていったあたりからこの症状が出てくることが多いためこう呼ばれる。燃え尽き症候群、五月病などとも似通ったもの。子どもが自立し、夫は仕事で忙しく構ってくれず、夫婦生活もないに等しくなり、涙もろくなり、夫の定年が近いというと、退職、即離婚といった方に展開していくこともある。(出典:wikipedia)
私自身を振り返ると、子育てを終えたタイミングで住み慣れた環境から、生まれ育った土地への転居。
郷里が居心地良く私を出迎えてくれるかと言うと、カルチャーショックに陥るほど、30年のブランクがよそ者にしてしまい、虚脱感が半端なく襲いました。
そして、やる気のなさは、部屋がたちまち散らかることに繋がります。
これは実感しました。
そのときに、「このままだと きっと 子供に迷惑を掛けてしまう」と感じたのです。
高齢者は死期が近づくから、終末を考えようとするのではないかと思いますが、その時の私も同じ状況に立っていたのでしょうね。「きれいにこの世から、おさらばしたい」と。
変な理屈かも知れませんが、きれいに死ぬために、整理収納のことを知りたかったのです。
そんな後ろ向きな考えで始めた「片付け」でしたが、そこから、人生が変わりました。
溜めこんでいたものを整理することで、気持ちの整理も出来る・・・そんな効果を得ることが出来ます。
部屋が片づくと、心の晴れ間も生まれました。。
その年齢に合った、快適な空間へ変化させましょう。