”福祉”を求める老人は負け犬になる

そんな表題を見つけた
乱暴な決めつけだなぁ~それが最初の感想
副題は ≪「高齢化」と「成熟化」の選択を迫る格差社会≫
読み進めて行くうちに なるほどぉ~と思う
慶応義塾大学環境情報部長 熊坂賢次氏が執筆したもので
中央公論の11月号に掲載されている
団塊の世代をテーマとしているが「キーグラフ」を使った説明だったが
非常に分かりやすい図で説明されている
そのなかで興味深かったのは団塊の世代のこれからについて述べている部分
豊かさを経験していれば安易に弱者として生きることを拒む意思が
自分らしさの表現として残る
ネットワークの楽しさを知っていれば
遠くの家族でも 離れ離れになった昔の友人とのコミュニケーションでも
柔らかな絆として関係を維持することが可能になり
単なる孤独な老人になることはないらしい

高齢者を”福祉”で支える余裕が無くなる今後、
団塊世代は「豊かさの実感」と「ネットワーク感覚」の有無で、
弱者として切り捨てられるか、
生涯現役で活躍できるかを弁別されることになる

団塊世代を4つのイメージに分類化している
 ◆ビジネスタイプ
90年代に情報ネットワークを経験し、
それなりのスキルとネットワーク感覚を備えたタイプ
 ◆ボランティアタイプ
消費化(豊かさの実感)と情報化(ネットワーク感覚)の二つを兼備したタイプ
 ◆ライフスタイルタイプ
60年代の青春時代に、豊かさの実感を持ったタイプ
 ◆福祉タイプ
豊かさの実感もネットワーク感覚ももたないタイプ
その中で、『福祉タイプ』については、こう語っている

若い頃に豊かさの実感を経験しなかった彼らは、
老後というライフステージを楽しむという発想がない。
ただ自分が老いるのをじっと待つばかり。
豊かさの実感もネットワーク感覚ももたない世代で、
その意味では社会的残余としての高齢者の枠を超えることができない。

福祉というイメージの捉え方が ちょっと変わった

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