福祉住環境の勉強をし始めて・・・

福祉について 色々考えさせられるのだけど
住環境って 建てる時から 自分の先行きを考えるべき。って当然なことを
今更ながら感じます
知っていなかったが為 知識がなかったが為 情報がなかったが為
相談する人がいなかったが為・・・・
ありきたりなプランに 納得しないまま 依頼をしたものの
工事は進んでいき自分の要望を何一つ取り入れられなかった面持ちで
出来上がってしまう
そういうことも 結構よくあるんじゃないかと思います
要望・・・聞きますよ 何ですか?と言われると
なかなか うまく表わしたり 図に示さないもどかしさはあるものですね
自分の年齢に合った何かを備えなければならないことも気にはなります
何か手立てしなくちゃな~。。みんな一様に意識はあると思います
だけど 具体的に何だろう?と問われると ???なのですね
たぶん、その人それぞれの既往症にも関係するのだと思います
足腰が弱い人には階段の毎日使う生活空間はどうだろう。
冷え性の人に洗面所が生活の中心から遠いのはどうだろう。
寝室が2階 浴室が狭い廊下の奥
日本の家屋の設計によくありがちな間取りですが
自分の生活習慣を考えると その動線は非常に無駄の多く
ある年齢のよっては 理に適わないものだったりします
それなのに リフォームをするときなど
やっぱり 同じ間取り 近い間取りになることもしばしばでしょう
また時期的なこともあり、高齢者になってからでは
仮住まいが必要な大掛かりな改修工事は実行に移すのは
ちょっと大変難じゃないかと気掛かりですね
若年層からの 住まい方の工夫や住まい環境のあり方を
もっともっと 日頃から情報を収集してやシュミレーションをすることが
必要ではないかな~と思い始めました
例を挙げると、私の実家では母が独りで暮らす家を数年間に建て替えました
水彩画や日本画を嗜む母が2階の日当たりのいい部屋にアトリエを作りました
筆洗い場も作り 羨ましいくらいの南向きのアトリエです
が・・・数年経った今は雨戸を閉めて物置になっています
腰を弱めている母は2階へ上がるの億劫になるのです
リビングのテーブルを使い 昔ながらに正座をして 絵を描いています
生活習慣も無視してはならないものだと感じました
正座をして 物事に向かうことが自然な姿勢の人に
洋式のアトリエは居心地が悪いものだったのかも知れませんね
出来上がりのパース図を見れば それは華やかで明るくて素敵ですが
実際 そこで作業する自分が その空間に順応できるのか
そういう現実味を帯びた考え方をすることも大事だったのでしょうね
手立てばかりを考えて 住まい空間を考えるのも
何となく 味気ない気がします
どこか 機能的で見本にしたい住空間に住んでいる人の
お手本はないのでしょうか?
夢があり 心地よくて 開放的であり 守られた空間
そういう理想の家≪終の棲家≫を 探し求めたいですね

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