与えられた環境、それを活かす工夫③

「入れ納める」場所と自分の「行動」 この関係性を、客観的に見ることで
自分では気づかなかった、自分の行動パターンや必要な動線って 見つかるものなのです。
客観的に。って、自分自身だと意外と難しいけど、カメラで一度、撮ってみて、 それを見てみます。

カメラで撮ったのが自分でも、
ファインダーから覗き込んで、シャッターを切ったのが自分でも、
写真になると、自分が焦点を当てていないところまで写し出すので、
きゃー、こんな風になってるの?ここ。。って、思うことがありますよ。

これも、客観的な視点とも、言えるかも知れません。

人間の目って、不思議なもので、見たいものだけを見て、その他の背景となるものは、捉えない。
必要なものだけを凝視して、他は見えなくなることもあるのです。
散らかっていることも、慣れてしまう。。そういうことから、慢性的な状況になるのです。
時々、部屋の中を撮影してみるのも、いいかも知れませんね~☆

では、「入れ納める」場所と自分の「行動」の関係性を、具体的にどう考えていけばよいでしょう。

場所が先か、行動が先か。

考え方を「ラーメンを作ること」に置きかえて考えてみしょう。
一人前のラーメンですから、麺があり、具があり、スープがあります。
どんぶりが合いますよね?
まさかーーコーヒーカップを代用する人は、いませんよね?

収納もそう考えると、たっぷりの収納するものがあるのに、納める場所が小さいと溢れます。
ラーメンをコーヒーカップに盛りつけようと思うと、麺が入らないし、具も乗り切りません。
はみ出して、溢れて、上手に食事をすることが出来ません。。

大きい器なのか、どんぶりなのか、その形状は選べますが、
決して、コーヒーカップや平皿ではないことは確かです。
納まりきらないから、溢れたものの仮置き場所が増え、片付け下手な状況に陥りますね。

何を納めたいか。どこに納めると、仕舞いやすいか。
それはどういうときに使うことが多いか。使い終わったら、戻すまでに面倒さはないか。

収納場所の位置関係や動線ですね。
自分の生活パターンや好む空間や習慣などを、見直してみます。
そうすると、機能的な片づけの方法や収納場所の最適化が出来るのですよ。
みんなそれぞれ、自分に合った片づけ方や収納の形があるのだと思います。

 

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