【密着する時間が安らぎをもたらす】

高齢の母の思いがけない行動に、どう対応していいのか、ドギマギしていたこのひと月・・・。

中核症状?病気なんだと思う方がいいのかしら?なんて周りの助言にも耳を傾けつつ・・・。

私なりに母に寄り添いたくて、ここ数日 寝る前のマッサージ時間を作っています。会社から帰ってきてから30分ほどの時間を肩や首、頭マッサージをしてあげることにしています。

母はとても喜びます。頭がスッキリした。朝の目覚めがいい。そんな感想を話してくれます。

今日は会社の休みの日、休日出勤もあり、久しぶりの休日。
私は通院している病院に出向いたけれど、その帰りに母からの頼まれものとケーキを買って帰る。

帰宅すると昼寝から目覚めた母が機嫌よく出迎えてくれた。

紅茶を淹れて、ケーキを食べる。。

「昼間に人が居てくれるって本当に嬉しい」と母は何度も繰り返す。

「寂しい!」と訴えられても、日中は仕事で家には居られないので、母の訴えを聞き入れてあげることは出来ないけれど・・・、

「今夜もマッサージしようか?」
「してくれるの?嬉しい。。何よりも一緒にいる時間が嬉しい」

以前に見せた攻撃的な態度は、寂しい!と心から訴えたかったのだと思う。。子供が駄々をこねて親を困らせる。。そんなことだと思う。

寂しさを埋めてあげるには、どうにか時間の調整をして心地よい時間を作ることなんじゃないか。と、今は思う。

優しくすると、優しい仕草で母も接してくれる。
鏡なんだと思う。

マッサージは足の裏から始めて、ふくらはぎ、ひざの後ろ、太もも、腰、背中と進めていく。

仰向けになってもらって、最後は足の表側を膝を中心に擦るようにマッサージをする。

【手当て】というように、手のひらで擦る(さする)ことが心も落ち着くのだと思う。

穏やかな母も・・・何かの拍子に不機嫌になるのだろうけれど(笑)それはそれで、優しく受け止めないと私自身が傷ついてしまう。。自分の優しさで自分を守る。それしか今は手段が見つからない。。

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