【やさしい暮らし】

優しいと言うよりも、易しい暮らし方

単純で込み入ってなくて、分かりやすい暮らし。

母にとって毎日の暮らしは同じことの繰り返しなのだけど、同じことだから、良いのです。

いつもと違うと、どうだったっけ?とソワソワしてしまう。

母には私の日常も気に掛かることで。。
出掛ける時間、帰ってくる時間、出掛ける日、全てが気に掛かります。

それは人恋しさから、私の帰宅を心待ちにするからのようです。こんなに遅くなってご飯は食べたかしら?お風呂はいつ入るかな?気になってアレコレ準備するのです。

遅くなる日は【仕事だから】しか言わない。あれこれ言うと、今日は何故遅くなるんだっけ?って悩んでしまうから。

朝出掛けに「今夜は遅いよ」と告げても、忘れてしまう。食事のことも心配しないでね。と告げてあっても、忘れてしまう。。

そんな感じなので、休みの日もなるべく外出しないようにしている。私がいると頼みたいことをその日に思い出すことがあって、思い出すのにも1日近く掛かるから、思い出すのを待って、用事をすることがある。。

私が出掛けたい必要があるときは休みの日とは別に会社を休むか早退して済ませることにした。

『忘れてしまった 』『取り違えてしまった』と、本人が気付くことで、それを気に病んでしまう。。だから、なるべくそういう場面を作らないようにしている。

そのときに気付いて、その場で完結することが大事だな。と思う。「また今度やるね」は忘れてしまって、それをしてあげても通じないときもある。

忘れてしまうことは老化現象なので、責めることでもないから、思い出したらやろう!にしている。。

ピックアップ記事

  1. 今年96歳の母は、サービス付き高齢者向け住宅に入居しているけれど、面会に行く度に「寂しい寂しい」と訴…
  2. 2023/7/20

    介護と言う形
    重たい荷物を背負うように、介護をしていた日々を振り返る。母の存在が重たくて、理想からかけ離れ…
  3. 高齢者住宅に入居している母の一時帰宅、コロナ禍で制約がある中、5ヶ月ぶりに自宅に帰ってきました。…
  4. 母と暮らすようになって、一年半が経過しました。同居当初は、母の言動に振り回され、このまま私は生き…
  5. 昨日のひな祭りの日、母の誕生日でした。御年 93歳になりました。誕生日祝いに、前倒し…
  6. 母と暮らし始めて、几帳面な母の暮らしに入り込むことの難しさを感じた数ヶ月。ところ…
  7. 4週に1度の健診。母に付き添うようになって、半年くらい。その間に介護認定や主治医とのやり取り…
  8. 限界だと思っても、さまざまな思いは器から溢れるけど、ちゃんと受け皿があって、こぼれた思いが溜まってい…
  9. 【包み込むように見守る】・・・限界が見え隠れ母の気分に振り回されて、少し疲れ気味のこ…
  10. 母との暮らしも10ヵ月近くになりました。振り返ってみると、同居からのこれまで、色…
PAGE TOP