エッセイ
私の日常
東京ステイが終わって半年母との暮らしで、自由な時間が減り気儘な私の暮らし向きも一変した些細なことでも母は私を頼り呼び出しチャイムが鳴る・・・そんな生活に囚われ人の気分にもなっていた半年と言う時間は【慣れる…
目の前の見えないものを見る
表面に現れていることに、そこにも真実はあるけれど奥底にはもっと深い真実があったりする。自分が放つ言葉は、自分が思った意味とは違う響きになって相手に届くことがある。取り手が違えて受け取ったとしても、それは紛れもない私の言葉。…
表もあれば裏もある
『陽』と『陰』物事には光の差す場所と影になるところがある人間も同じで表向きと内側がある母との同居を前向きに前向きに半ば、自分の気持ちを抑えてでも笑顔で振舞う日常も小さな綻びが出来る。自分の見えている部…
【背中のボタンを留めて(人・ω・)】
階下に住む母が2階に暮らす私に用事があるときに呼び鈴代わりにあるナースコールボタンを押すとオルゴール的な音で知らせるものです。今日は勤め先の休みの日なので1日在宅、朝からナースコールが鳴ります。「腰が痛いので湿布薬を貼って」…
【馴染むまでの痛み】
通勤用に決まった靴を何足も履き潰している私。でも、おろしたては慣れるまでに時間が掛かる。足の形に馴染むまで、靴はよそよそしく私を受け入れる。特に私の場合、外反母趾の右足が窮屈な感じで少しばかりの痛みを何日か味わうことにな…
【母の終活】
【母の終活】庭の手入れが母の生き甲斐なのだけれど、色々と思うところがあり、少しずつ手放している。植物は生き物なので、手入れをしてあげないと枯れ朽ちる。大きくなり過ぎて手に負えなくなることもある。日曜の朝、「庭全部…
背負うものと抱かれるもの
母との同居を決めて、少なからず背負うものの重みを感じていた私は【介護する側】としての責任のような重いものを意識していた。近い将来、何が起きてもおかしくない高齢の母と暮らすことはそれなりの覚悟みたいなものが必要でした。一人暮らしに慣れ…
【暮らしの整え】
休みの日は外出の予定がない限り、自室と母の部屋、そしてリビングダイニングを私が掃除します。掃除機を掛けて、ワイパーで拭き掃除します。二階の私の部屋から順に。。母と同居する前までは、掃除も適当で、汚れが目立った…
【いま私にできることをただただやるだけ】
母は自分で出来ることをやれるところまでやりたい!と己を律して暮らしてる。私からの働きかけにも時折頑なに拒むこともある。自分でやらなければ気が済まないのは、自分の力で出来なくなってしまうことへの怖れから、自分でやらなきゃ、…